毎月の社会保険料や厚生年金って高いですね!|社会保険と国民保険・年金の違い

社会保険や厚生年金って毎月高い金額払っているけど、加入するメリットってある?
制度もややこしいし、将来どうなるの?と思っていませんか?

社会保険料や厚生年金って高いですよね!

収入にもよりますが、毎月2万円前後、
収入によっては3万円以上引かれている方もいます。

社会保険、厚生年金は、本当に加入したほうがいいの?なんて
思っている方に、国民健康保険・国民年金との
違いなどについて書こうと思います。

【目 次】

1.保険制度とは

2.「社会保険・厚生年金」と「国民健康保険・国民年金」

3.公的年金と民間年金、どう違う?

4.最後に

1.保険制度とは

ごく普通の方が、今現在の制度で加入する保険(年金)の流れです。

サラリーマンと自営業の場合です。
赤字が、今回取り上げる内容です。)

会社勤めの方

会社に入社 社会保険・厚生年金納付

40才以上 社会保険・厚生年金納付・介護保険

会社定年退職後 国民健康保健・介護保険
65才以上(原則)年金受給

75才以上 後期高齢者医療保険・介護保険

自営業の方

自立や自営 国民健康保険・国民年金納付

40才以上 国民健康保険・国民年金納付・介護保険

60才以上 国民健康保険・介護保険

65才以上(原則)年金受給

75才以上 後期高齢者医療保険・介護保険

以上のような制度を利用することになります。

次に、少しややこしいですが、制度の全体像を見てみましょう。

保険制度には次のものがあります。

大きく分けると

医療保険(主に社会保険、国民健康保健)
・・・病気、ケガの治療など

年金保険(主に厚生年金、国民年金)
・・・老後の生活費など

介護保険
・・・介護サービス等を利用時の費用を負担

雇用保険
・・・仕事を失業したときの生活費や職業訓練など

労働保険
・・・労働災害が発生した時の治療費や生活費など

医療保険と年金保険をさらに詳しくすると。

医療保険

・国民健康保険(市町村国保、組合国保) 自営業者など

・社会保険
主に中小企業が加入の、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)
主に大手企業が加入の、組合健康保険(組合健保)

・船員保険  船員など

・共済組合  主に公務員

・後期高齢者医療制度  75歳以上のすべての方

年金保険

・厚生年金  会社員

・国民年金  自営業者など

・共済年金  主に公務員

・国民年金基金  国民年金に加入の自営業者などが任意で加入

・確定給付企業年金  企業が運営する企業年金

など、上記以外にも様々な年金保険があります。

いろんな制度がありますが、
ご自分が利用できるもの、利用できないものが
あるので、「そうなんだ」と、うなずいていただければ結構です。

2.「社会保険・厚生年金」と「国民健康保険・国民年金」

今までの説明で赤字の部分が今回の内容ですが、
保険制度の中心的な部分で多くの方に関係の深い保険です。

保険制度は、
大きく医療保険と年金保険に分かれますが、
今回説明する「社会保険・厚生年金」と「国民保健・国民年金」は、
次のような、組み合わせの内容になります。

1、社会保険・厚生年金
・・・・会社勤めの方が利用する制度

2、国民健康保健・国民年金
・・・・自営業などの方が利用する制度

自営業者が利用する国民健康保険・国民年金は、
自営業の方が納める保険料だけなのに対し、

社会保険は、保険料を加入者本人と勤め先企業が
ほぼ同じ金額を払っていますので、
その分保障が手厚い保険になっています。

①医療保険の掛け金、手当の違い

まず医療保険で見ましょう。

保険料の本人負担額は、国民健康保険が高くなっています。

平成30年度で、毎月18万円の収入の方
(京都府平均)

国民健康保険  毎月保険料 約13,000円

社会保険(協会けんぽ)毎月保険料 約9,000円

医療保険は、病気やケガの治療時に使う保険です。

病院にかかった場合の受診料の自己負担は、
国民健康保険も社会保険も同じですが、

社会保険には病気やケガで働けなくなった期間に
対して、給付がある「傷病手当金」や、女性の方
であれば、産休で仕事を休んだ期間の給付がある
「出産手当金」などがあります。

②大きく異なる厚生年金と国民年金

年金でみると、さらに違いがあります。

年金については、まず掛け金に大きな違いがあります。

国民年金では、加入者すべての方が、
毎月定額16,340円(平成30年度)になっています。

それに対して、
厚生年金は、収入により掛け金が変わってきます。

国民年金の定額16,340円を、
厚生年金でほぼ同額の保険料を払う場合、
交通費などを含んだ収入で、毎月175,000~195,000円の方になります。

しかし、勤め先企業も同じだけ保険料を負担して
いますので、実際に厚生年金加入者の保険料は、
倍の金額の毎月32,000円~34,000円を払っていることになります。

また、会社員では、勤続年数と共に給与も上がりますし、賞与もあります。

賞与からも厚生年金は引かれます。

そう考えると、会社員は一生で、会社負担分を
含めると、国民年金の加入者の倍ではきかず、
人によっては3倍、4倍以上を支払っていることになります。

当然ですが、老後の支給される年金額も厚生年金が大きくなります。

現在の制度では、厚生年金も国民年金も
年金を受け取れるのは原則65歳からです。

国民年金は、40年間納めた場合で、
年金の受取額は月額64,941円(平成30年度)で、
これが30年間納めた場合だと4分の3になります。

このブログを書いている時点での最新データは、
厚生労働省資料の
平成29年度「厚生年金保険・国民年金事業の概況」ですので、
それからデータを拾いました。

国民年金の、実際に年金をもらっている方の
毎月の年金額の平均は 55,615円です。

厚生年金については、納めた金額や、
年金をもらう時の家族構成によって変わってきます。

厚生年金の、実際に年金をもらっている方の
毎月の年金額の平均は 147,051円です。

男性では、毎月16万円以上~20万円未満の
年金をもらっている方が多く、
なかでも18万円代が多く、

女性では、8万円以上~10万円未満の年金を
もらっている方が多いです。

女性は、夫の扶養家族になっている期間がある方も多く、また、
給与平均額が男性に比べ少ないことで、低くなっているようです。

参考データ
平成29年度「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より

平成29年度の年金を受け取っている方の年金額

国民年金 毎月平均55,615円

厚生年金 毎月平均147,051円

厚生年金 年金を受け取っている方が多い金額帯

男性 毎月17万円以上~20万円未満
(なかでも18万円以上~19万円未満が最多)

女性 毎月8万円以上~10万円未満

以上のようなデータで、社会保険・厚生年金は、
国民健康保険・国民年金に比べ、掛け金も多く、
保障も充実していることがわかります。

年金については、厚生年金の年金額は大きいですが、それでも
十分な保障とはいえません。

ましてや国民年金についていえば、
とても生活していける金額ではないことがわかります。

3.公的年金と民間年金、どう違う?

年金の大きな特徴に、
物価や賃金、経済変動で、年金を受け取る額が変わります。

ですので、インフレにより物価が上がったときは、受け取る年金額が
多くなるという民間の年金保険にはない特徴があります。

今後、高齢化社会により若い方の年金受取額が
減少していくという不安があります。

財務省が、今後の少子高齢化社会による年金の
受取額の減少に歯止めをかけるため、
現在の65才からの支給を68才に繰り下げた
場合のシミュレーションを出しています。

スグではないものの将来、
年金の支給開始年齢が上がる可能性もあります。

もちろん私も不安に感じます。

すこし、民間の年金と厚生年金について、比べてみたいと思います。

①民間の年金保険を算定

民間の年金保険で標準的なA社の場合

20才から60才まで毎月2万円支払い
トータル960万円

現在の利率計算で年金受取総額
(10年間受取契約)

男性の場合1020.2万円

支払いと受取りの比率 約1.062倍

保険料控除等も考慮し、
支払いと受取りの比率 約1.084倍(個人差があります。)

いろいろ調べましたが、保険会社によりますが、
1.05倍から1.09倍が一般的です。

なかには1.3倍近い保険会社もありました。

②厚生年金の将来を算定

厚生年金では、年金開始年齢になれば一生涯受け取れますが、
収入や、単身の方、結婚されている方により、かなり違ってきます。

現在23才の方が、20才から60才まで会社に勤め、
平均賃金の収入で厚生年金を収めた場合、
(自己負担分で計算し、勤め先の会社の負担は除く)

平均寿命まででもらえる年金額の倍率です。

納めた金額に対して、何倍の年金を受給できるかです。
(厚生労働省や、他社のサイトの資料の基にしました。)

結婚で専業主婦 2.3倍

結婚で共働き 1.8倍

独身男性 1.5倍

独身女性 2.2倍

また、厚生年金は、収入が低い方ほど、倍率が高い傾向にあります。

当然ですが、長く生きれば、倍率は高くなります。

また、今後の経済情勢や、今後の国の年金政策に
よっても変わる可能性もあります。

4.最後に

京都の派遣会社 アネジス

どうでしたでしょうか?

出来るだけ簡単にわかりやすくと思いましたが、
特に年金は難しいですね。

今後の少子高齢化の流れでは、
年金についていえば、確かに不安があります。

しかし、不安といっても国の施策ですので、
社会保険の生活保障等をみても、
民間会社の運営する保険とは安定感は違います。

年金についていえば、年金をもらえる給付倍率は下がる傾向です。

ただ、実際に自分が老後になり、年金を受給する
ときは、倍率ではなく実際にいくらもらえて、
どれだけの生活水準が維持できるかが重要です。

そのためには、今からの将来設計をもっと考える
必要や、政治に関心を向けることも必要です。

私個人としては、民間の年金と厚生年金の
組み合わせが理想と思っていますが、
若いときから老後の事は、なかなか考えられないですね。

今回のブログが、年金や保険を考えるきっかけや、
少しでも皆さんのお役にたてば嬉しいです。

ちなみに、

社会保険・厚生年金の加入要件などは、

ブログ「バイトでも社会保険は必要?|給与明細の控除欄を詳しく見る」
をご覧ください。

リンク https://anegis.co.jp/anegis-blog/2018/09/04/post-144/

→当社のお仕事情報サイト! 京都を中心に、大阪の高槻、枚方など